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STATION
縞3.jpg

伏見区三栖向町 駐車場

C2-2 0211(A)伏見区三栖向町②-edit.jpg

monologue

みお

夜だった

わたしは、お腹のなかにいる子と

“待ち合わせ”していたとおもう

 

あのころの、アパートにて

夫は、わたしのお腹に聴診器を あてた

もくもくと、耳を澄ませている とても静かな時間だった

 

二階の部屋の

窓より外には 駐車場が見えた―――――

dialogue

ひろみち×みお

 ……――みおはあのころのアパートの部屋にいる)

みお   聞こえる?

ひろみち 聞こえる、気がする

みお   なにが聞こえる?

ひろみち なにが? えっと、なんだろう

みお   ああ、たしかにむつかしいよね なにが、とかは

     さいきん、胃がぐるぐる するような

     でも妊娠していなければ、聞こえないような

     そんな音が、じぶんのなかからするんだよね

ひろみち へえ
 ……

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