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STATION
修学院小学校 正門
monologue
あやの
先生に、バレたら怒られる
子どもだけで行ったらダメな池に
正門のところで“待ち合わせ”をして
靴箱のところで話したら、よくないから
監視の目が薄れる場所にて、約束をして
向かったのは、宝が池
バレないように行くという
醍醐味を、噛みしめながら―――――
dialogue
あやの×てるは
……(――あやのとてるはは、正門前で話をしている)
あやの あの先生、神経質で 嫌だわあ
てるは わかるよー わかりすぎるよー
あやの だって、わたしだって 習字、習ってるしさあ
わたしが習字、習ってること知ったら
あのひと、ぜったい 手のひら返すよ
てるは ぜったいに、そうだとおもう 気持ち悪いわあ
あやの 特定の子には、甘いのにさあ
わたし、おもうんだよね
ああいう、オトナには ならないって
……
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