top of page
STATION
桂駅プラットホーム
monologue
けい
おたがいの事情とか、近況とかを
なにも気にせずに、話すことができる仲って
やっぱり、いいとおもう
歩き回って、夢中になって 写真を撮りたい
川がきれいなところに
古めかしいトロッコが、走っていく
そんな風景を想像しながら
“待ち合わせていた”のは、桂駅のプラットホームで―――――
dialogue
けい×ふみか
……(――けいは駅の構内にいる。そこへふみかがやってくる)
ふみか ああ、待った?
けい ううん、ぜんぜん
というか、たぶん おなじ電車だったかも
ふみか そうか、乗り換えのところだもんね ここは
けい やー、わくわくするなあ
ふみか するねえ
けい やっぱりさあ なんだかんだで
ありきたりなことを言うようだけど、自然が好きなんだよね
ふみか うん、ほんとうに それはそうおもうよ
……
bottom of page