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STATION
三軒茶屋駅前
monologue
かく
むかしからの つながりがまだある、数人の友人と
いまだに“待ち合わせ”をして
遊びにいくときがある
なかには、もう 連絡のとれなくなったひともいる
どうしてだろうとかんがえるけれど
その理由を本人に聞こうとはおもわない
おそらく、いろいろあるのだろうし
ぼくも、ぼくで いろいろおもうことがあるように―――――
dialogue
かく×あいこ
……(――かくは駅前にいる。そこへあいこがやってくる)
かく おっす、ひさしぶり
あいこ なにぶりだろうね、ひさしぶり
かく やー、もう おととしになるんじゃない?
あいこ そうか、あの夏か
かく あー、かもしれない
どうしてた? どうしてた、ってのも へんだけど
あいこ まあ、べつに どうもしてないかな
かく そうか、そうだよね
あ、そうそう ぼく、京都にさあ 戻ろうとおもうよ
……
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