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STATION
ロームシアター 蔦屋書店前
monologue
ひろみち
横浜に 住んでいたころは
横浜駅 相鉄口の交番のまえで
よく ひとと“待ち合わせ”をしていた
現在は 妻と子と、待ち合わせをしている
妻は、司書をしているから 本に、詳しい
きょうも、彼女は本屋へ 行ったあとに
ぼくと、ここで合流する
広場で、なんかやっていて にぎやかだ―――――
dialogue
ひろみち×みお
……(――ひろみちがいるところへ、妻と子がやってくる)
ひろみち おお どうだった? なんか、いい本あった
みお まあね
ひろみち だよね
みお そんな顔してたっけ?
ひろみち え?
みお 老けたなあ
ひろみち なんだよ なんで、そういうこと言うんだよ
にしてもさあ、ベルバラって どうしてあんなに進まないんだろう
みお それは、あなたの 感受性の問題なんだとおもうよ
……
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